小学生をお持ちのお父様・お母様へ
当クリニックでは、低濃度アトロピン点眼(マイオピン)の取り扱いを開始しました。
近視の進行を抑制するための目薬 低濃度アトロピン点眼(マイオピン)
かなり前よりアトロピン点眼薬は近視の進行を抑制することが知られていましたが、瞳が大きくなるなどの副作用のため実際の診療では使われてきませんでした。しかし、その濃度を100分の1にうすめても、近視の進行を抑制出来ることが近視国シンガポールで実証されました。
この低濃度アトロピン点眼薬マイオピンを用いて日本でも現在7大学で臨床研究がおこなわれています。近視の進行を抑制することが大切な理由
お子様が近視と診断されるとがっかりされるご父兄が多いことと思います。でも、どうしてがっかりされるのでしょう?メガネをかけなくてはならないからでしょうか?実は近視が進行すると、メガネをかけるといったことだけには収まらない問題があります。
近視が進行して強度近視になると、将来緑内障や網膜剥離、または網脈絡膜変性などにより失明に近い状態に発展する可能性があるのです。
日本では、視覚障害1級(失明)の原因としては第4番目となっており、少しでも近視の進行をおさえることは将来そのような病気になるリスクを減らすことになるのです。
※強度近視とは、近視が進行し、近視の強さがマイナス8Dを超える近視
対象
- 6~12歳程度の、軽度〜中等度の近視眼の学童です。
それ以上のお子様は応相談。近視の進行を抑制するという点ではそれ以降のお子様も使用することが望ましいと考えています。 - 治療開始後少なくとも3ヶ月に1回程度受診できるかた
少なくとも2年以上継続することをお勧めします
費用
この治療は自由診療です。(保険診療や子供医療助成制度は適応されません)
目薬1本 2,500円(ひと月分)
診察代一回 2,500円
近視の診断にかかる費用は、保険診療となります。
3ヶ月ごとに診察を受けていただくことをお勧めしています。
自由診療のため、他のアレルギー点眼薬などの処方と一緒にマイオピンを処方することは出来ません。
本当に効果があるのですか?
シンガポールでのスタディで効果があることが証明されました
これによると何もしなかった群に対し、約50%近視の進行を抑制できたと報告されています。
!!近視が治るわけではありません。
が、将来マイナス8Dになるところをマイナス4Dにすることが出来れば、将来かかるかもしれない眼疾患のリスクをかなり下げることが出来ると思います。
これによると何もしなかった群に対し、約50%近視の進行を抑制できたと報告されています。
!!近視が治るわけではありません。
が、将来マイナス8Dになるところをマイナス4Dにすることが出来れば、将来かかるかもしれない眼疾患のリスクをかなり下げることが出来ると思います。
副作用はありますか?
点眼後しばらくは、まぶしさとぼやける感じがありますが、就寝前に点眼することで、翌日の生活には特に問題ありません。
まれに結膜アレルギーがでることがあります。
まれに結膜アレルギーがでることがあります。
効果のない場合もありますか?
残念なから、効果のない場合もあることが報告されています。近視の遺伝性が強いお子様に効果がでにくいのか、今後の臨床研究の結果で明らかになってく利物と思われます。
くわしくは医師にお尋ね下さい
栃木県下野市小金井1-34-6
栃木県下野市小金井1-34-6
0285-44-8822
★駐輪場・駐車場完備
|