

近視と診断されたお子様のお父様・お母様へ
当クリニックでは、以前より低濃度アトロピン点眼(マイオピン)を処方していましたが、令和7年4月末参天製薬から「リジュセア」点眼が発売され、リジュセア点眼も取り扱いを開始しました。
近視について
- 近視は眼球が前後に伸びて、ピントが網膜に合わずにモノや字がぼやけて見える状態です。また、眼球の伸びは身体の成長と関連しており、低年齢の頃に速く伸びる傾向があります。
- 近年近視は増加傾向にあり、その背景には、外遊び時間の減少や、近くを見る作業が増えたことなどライフスタイルの変化が原因と考えられています。
- 近視は進行すると、大人になってから緑内障・網膜剥離などの目の病気になる可能性が高くなると言われています。
- 近視進行抑制治療の目的は、小児期にできるだけ近視が強くなるのを避けることで、将来の見え方を守り、目の病気になる可能性を低下させることです。近視になった年齢が低いほど将来強い近視になりやすいといわれていますので、子供のうちに,早めに対処することが大切です。
- 治療以外の対策としては、普段の生活では屋外で過ごす時間を増やすほか、携帯電話やゲーム機器など、近くを見続けないように注意することが大切です。
費用
この治療は自由診療です。(公的医療保険の対象ではありません)
- マイオピン点眼3000円(ひと月分)
(令和7年5月より価格上昇のため変更させていただいています) - リジュセア点眼3800円(ひと月分)
- 診察・検査費 1回2,600円(約3ヶ月毎)
(令和7年5月より変更させていただいています)

副作用はありますか?
点眼後しばらくは、まぶしさとぼやける感じがありますが、就寝前に点眼することで、翌日の生活には特に問題ありません。
どれくらい続けたらいいですか?
近視は眼球が前後に伸びることによって進みます。近視の進行が安定する10代後半まで治療を続けることが望ましいです。