ぐっと冷え込む日が多くなってきました。
寒いのはあまり得意ではない方ですが、この季節スキーをするのは好きで、今年もすでに2回ほど滑ってきました。今年はスキー場の雪も多いようで、シーズン始めにしてはコンディションもまずまずでした。今シーズンは何回いけるかなあと、カレンダーをみながら予定をたてています。
ところで、雪目というのをご存じでしょうか?
スキーや雪山登山などの際に、サングラスやゴーグルをつけていないと、雪面による太陽光の反射により、角膜に急性炎症をひき起こし、目の強い痛み、結膜(白目)の充血、異物感、流涙を生じます。
太陽光、とくに紫外線が原因で、角膜にたくさんの小さな傷ができる点状表層角膜症を引き起こすためにおこります。昼間にスキーを楽しんで家に帰ってきたら、夜に急に目が痛くなりーーーといったことになってしまいます。
スキーをするときには、ゴーグルやサングラスを必ずするといった予防がとても大切です。が、なってしまったら、、夜中で眼科がしまっているときには、なるべく目を閉じて、冷やしたタオルを当てると良いでしょう。翌日には眼科を受診して下さい。眼科では、ヒアルロン酸の入った点眼や、抗生物質の点眼、軟膏などを処方します。角膜は基本的に修復しますので、これらの治療で数日で症状は軽快します。
過度の紫外線は、シミやしわといった肌の老化を早めることが知られていますが、実は「目の老化」とも関係が深く、翼状片や白内障とも関係があると言われています。
これらを予防するためには、目の紫外線対策が必要になります。過度の紫外線暴露を避ける(子どもの頃から)、帽子をかぶり、サングラスをかけるなど心がけましょう。紫外線対策=目のアンチエイジングなのです。