7月に入り、梅雨明けが待ち遠しいこの頃です。雨の日が続いていますが、何となく体調を崩している方も多いのではないでしょうか?
クリニックでは、この頃ものもらいの患者さんが増えてきました。
ものもらいには、2つの種類あります。一つは麦粒腫という、瞼の分泌腺(マイボーム腺)や毛穴に細菌が入り感染をおこすものです。まぶたの内側や目尻のあたりがかゆみとともに赤く腫れてきます。瞬きをすると痛む、ごろごろするなどの症状もあらわれたりします。
もう一つはさんさん粒腫といって、まつげの生え際にあるマイボーム腺に脂肪がたまり、炎症がおこる病気です。瞼にころころとしたしこりができ、手術でとった方が良いこともあります。
この梅雨の時期にものもらいが増えるのは、ものもらいの原因となる雑菌が繁殖しやすくなることと、湿度が上昇することにより皮脂が分泌がふえ、分泌腺が詰まりやすくなることが原因と考えられます。