5月に入り、学校検診が始まっています。各学校では、すでに視力検査が行われ、視力低下がみられたお子様のご家庭にはお知らせの用紙が配られていることと思います。医師による検診では、斜視、結膜炎、内反症、眼瞼炎などの有無について調べます。学校から用紙をもらってきた場合には、早めに受診するようにして下さい。
小中学生の視力低下の一番の原因は近視です。初めて近視と判断された場合、眼鏡をかけるかどうかが、本人だけでなくご家族も気になるところかと思います。「眼鏡をかけるとどんどん近視がすすむのではないですか」とよく聞かれますが、そういったことはありません。通常10歳から18歳ころまで進行するといわれていますので、その間眼鏡をかけてもかけなくても少しずつ近視は進行します。お子様の生活とくに学校生活で支障があるようであれば、眼鏡が必要と思います。
詳しくは、診察時に御相談下さい。