11月のクリニック便り

最近ドライアイの患者様が増えてきました。

寒くなり空気が乾燥し、暖房を使い始めるころになると、ドライアイの患者さまが急に増えてきます。年配の方に「ドライアイですね」とお話しますと、よく「老化」ですか?と聞かれますが、かならずしもそうではありません。若い20,30歳代のかたでも、仕事でパソコンを長く使ったり、携帯やゲームを長時間する、夜おそくまで起きてテレビを見たりしていると、ドライアイを引き起こします。また、もともと眼球の表面の保湿の悪い方、涙液の分泌の悪い方(特にシェーグレン症候群のかた)は特に目を使うことをしていなくともドライアイになります。

最近では、アイプチ(二重にするもの)や、二重まぶたの手術をしたためのドライアイも時に見かけます。上眼瞼が上に持ち上げられるためにまばたきがしっかりできなくなるためにおこります。また、お化粧で目の際に濃い化粧をしますと、マイボーム腺という油分を分泌するための腺が詰まってしまい、これもまたドライアイの原因となります。

年配の方では、翼状片や瞼裂斑、結膜弛緩症などにより眼の表面が凸凹になると、眼の表面の涙の分布が不均一となるためドライアイを引き起こすこともあります。

これからの季節、部屋の乾燥を防ぐ、夜は早く眼を休めるなどして気をつけていただきたいと思います。

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